【 基本分野 / 音・色・光 】
基軸キーワード : 音 聴覚 色彩 照明 視覚 相互効果 ...
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「ライトスケープ」 色彩/照明
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サウンドスケープ、スメルスケープに並ぶ、照明計画を基軸とした景観形成の概念です。演出的なものから実践的なものまで幅広く適合できる、これもフレキシブルな領域です。詳細は、当社から分社化しました部署の、“生活空間設計イヴラン/色彩/ライトスケープ”をご参照ください。
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「スメルスケープ」 音環境/BGM・色彩/照明
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サウンドスケープ、ライトスケープに続く概念です。人間の知覚、五感それぞれで得る情報は異なりますので、その中の嗅覚にポイントを当てたものがスメルスケープですね。人の記憶の中で、最も確かなものがこの嗅覚と呼ばれています。視覚障害者の方は、例えば街中であれば、聴覚や触覚を頼りに行動されることが多いようですが、これを少しでも頼りにされる項目が多ければ、というように考え、誘導サインとして、香料などを用いる場合もあります。
今の例は当社で行うような実践的なスメルスケープですが、伝統的な野焼きや磯漁、満開の桜やアスファルトに夕立が降ったときの匂いなど、そういう季節感を感じることの出来る嗅覚からの記憶などを体系的にマッピングしていくのも、スメルスケープの分野になります。 |
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「音 色彩」 音環境/BGM・色彩/照明
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音と色彩は、演出の仕方によって相互作用が発生します。例えばムンクの描画に、同じ構図で色彩のみを異ならせた、ベッドの上で泣いている女性の絵があります。赤の構図と青の構図です。この赤の構図から怒りをイメージした場合、このBGMに例えばホルスト作曲の惑星より火星を当て込むとすると、かなり荒々しいイメージとなりますが、バッハの小フーガを当て込むと、怒りはあるものの半ば絶望的なイメージにも感じ取れます。また、青の構図にモルダウを当てると、どうしようもなく悲しく切なくなりますが、運命を当てると、諦めの中に、新しい世界が今後あるのではないかと感じてしまいます。
もちろんこれは個人的な見解もありますが、要するに、視覚からのプラス部分とマイナス部分、聴覚からのプラス部分とマイナス部分をそれぞれに掛け合わせると、数学的にはいかないということです。例えば音と色彩で、具体的なものへの効果をシミュレートする際には、“お問い合わせフォーム”よりご相談ください。 |
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「照明 聴覚」 色彩/照明
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照明と聴覚の関連は難しいですよね。照明が少ないと、当然のことながら視覚情報が乏しくなりますので、周囲の状況を聴覚情報から得ようと大脳は動きます。これが高齢者の方々になると、視覚機能と聴覚機能が加齢により衰退してくるため、照明が少なくても聴覚情報関係の大脳の動きが伴わず、聴覚からの情報も得られにくくなります。老齢化すると、可視周波数帯域の幅も小さくなるため、コントラストの高いカラーリングを必要とします。聴覚を活性化させるためにも、視覚情報を多くすることが大切ですね。
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